windows8 サウンドデバイスが消えた

ある日、サウンドバイスが消えていることに気付いた。
タスクバーのスピーカアイコンのクイックメニューの「再生デバイス」なり「録音デバイス」なり
を選択すると表示されるウィンドウだ。そこに何のデバイスも表示されていない。
「インストールされているデバイスはありません。」と表示される。

ん?
再起動した。
大概、こういうもんは、これにかぎる。
表示されない。

電源ケーブルを引っこ抜いた。
30秒ほど、放置し、神に祈り、気を落ち着かせる。
「買ったばっかりだ。買ったばっかりだ。買ったばっかりだ。」
神に見捨てられた俺は、ノロノロ電源ケーブルを再接続し、電源ボタンをブチッと押す。
表示されない。

呪詛の言葉をつぶやきながら、インターネットから事例を検索。
いいのがない。
まったくもって、いいのがない。

その1 デバイスマネージャをチェックしろ
バイスマネージャは、なんだかわからん不明なデバイスに警告表示があるのを除き、
スピーカやヘッドフォンアンプ、webカメラなどは正常に動作していると表示されている。
不明なデバイスに問題があるのかと、なんとかインストールを試みたが、うまくいかず。
(後に、全く関係ないデバイスだと判明する。)
いずれにせよ、デバイスマネージャでできる限りの、作業はやった。
バイス全削除→ハードウェアのスキャン→デバイス再インストール
バイス全削除→再起動→デバイス再インストール
サウンドバイスのウィンドウを表示させたまま、デバイスの再インストールを行うと、
一時的に「再生デバイス」のみ、表示される。が、ウィンドウを閉じて、開きなおすと
やはり表示されていない。
最悪、この状態で再生デバイスの切り替えはできるので、かつての俺ならば、事足りたと
一旦解決としたかもしれない。しかし、今は違う。Skypeを使うので、webカメラのマイク、
「録音デバイス」が必要なのだ。これは、デバイスの再インストールを行っても、
一切表示されず、Skype上でもマイクデバイスが全く表示されず、「既定のデバイス
で使用しても、やはりマイクは使用不可状態だった。(スピーカは、なぜか再生デバイス
に表示されていないにも関わらず、スピーカ、ヘッドフォンアンプから選択まで
可能だった。)

その2 サウンドバイスの表示
サウンドバイス表示領域を右クリックし、クイックメニューから
「無効なデバイスの表示」「切断されているデバイスの表示」にチェックをいれろ、と。
んなもんは、初めから入っている。
っつーか、初期設定から全部表示になっていたので、ウザかった。
今は、「切断されているデバイスの表示」のチェックを外して使用している。

その3 サービスの確認
音が鳴らない場合は、サウンド関係のサービスが開始されていない場合があるらしい。
が、俺のサービスは開始されており、なおかつ音が鳴らないわけでもない。

ひとしきり探したが、どうもこの2種類の対応方法しか、ネットには転がっていないようだった。

また、レアな障害か。
SSDかHDDに問題?いやいや。
買ったばっかりだ。買ったばっかりだ。買ったばっかりだ。

設定などをチェックしていると、windowsの標準機能の、「システムの復元」ってのがあって、
直近の復元ポイント(1週間前ほどのJavaUpdate時点)が残っていた。
こんなしょうもないトラブルのために、こんな機能を使うかどうかは悩んだが、
やっぱり、Skypeが使用できないのは、非常に不都合であるため、実行してみた。
再起動後、
「セキュリティソフト等により、正常に復元できませんでした。」
「正常に」ってなんだ。なめてんのか、てめえ。
できねえんなら、やるな、ぼけ、こわしたろか。
この1週間で更新しているファイル(意外とないもんだ)などをチェックしてみるも、
影響なさそうなので、(呪文を唱えたが)「何も起こらなかった」ものとしてみなすこととした。
当然サウンドバイスは表示されない。
これにこだわることなく、別の手立てを試すこととした。

サウンドバイスには、マザーボードに搭載されているものもある。
もしかすると、こいつが元締めで、このドライバなり、ソフトウェアに
問題があるため、こんな問題が起こっているのかもしれない。
(ハードウェアだとはみじんこたりとも思わない。思いたくもない。)
バイスマネージャから、サウンド関係デバイスを全削除し、
サウンド関係のソフトウェアをアンインストールし、
パソコンの販売元であるドスパラからマザーボード系ソフトウェアをゲットし、
ひととおりソフトウェアをインストールした。
サウンドバイスは表示されなかった。
(前述の「不明なデバイスは」この作業により、Intel Smart Connectだかなんだかいう
 システムデバイスの一種であることが分かった。インストールできたが、影響はない。
 これにより、デバイスマネージャには一切問題がない状態となった。)

再度ネットを検索した。
いろんな検索ワードを試行した。
見つけた!!
MicroSoftサポート
「再開するか、Windows 8 の再開と HD オーディオ デバイスとオーディオのオプションが表示されなくなります。」
訳の分からん英語直訳(そのレベルにも達していない)をちょっと読んだが、もう、どうでもいい。多分、これだ。
なんだよ。修正プログラムが公開されているんじゃねえか。
バカじゃねえの。
もう、死ぬしかないのかしら。
天にも昇る心持で、インストール&再起動。
直後、地獄へ急転直下。
サウンドバイスは表示されなかった。

バックアップから復元するしかないかも。
前回windowsCompleteバックアップを取得したのは、5か月前。
さすがに、何がどうなるか、不安ではある。
現状を別にバックアップとっといて、復元後、そのバックアップを戻す手もあるのだが、
俺の外付けHDDには2つのバックアップをとれるほどの容量がない。
これは、最後の手段だ。
他に手は、ないのだろうか。
あるのだ。復元ポイントにならんでいた、方法が。

「PCのリフレッシュ」
windowsのスタート画面→設定→PCの設定の変更→「PCをリフレッシュする」
説明文からは、ユーザーファイルには一切影響を与えずに、windows周りを
リフレッシュしてくれるように読める。
これはかなり魅力的ではあるとともに、危険な香りもプンプンだ。
しかし、他に、これほどお手軽な手はあるだろうか。
最悪、バックアップからのリカバリの手もある。
まあ、やってみるか。
実行した。
再起動した。
ログインした。
目を疑った。
ログイン後のアプリのタイルがきれいさっぱりなくなっているではないか。
デスクトップを開くと、これまた、工場出荷時かと思うほどの状況。
ただし、確かにファイルはある。
Officeファイルも、関連付けされたアプリがなくなっており、白紙アイコン
となってはいるが、あるにはある。
アンインストールされたアプリケーションの一覧が、
「削除されたアプリケーション.html」の形で提供された。
ほとんど、全部だ。
工場出荷時だ。
だが、しかし、
サウンドバイス表示された

こんなにも、代償は大きいのか。
バックアップから戻そうか、とも思ったが、アプリのインストールは確かに時間を要するものの、
確実な手法で、対応方法の検討等に知恵を絞ることなく、実行することができる。
メンドクサイが、前に進むことにした。

なんと、WindowUupdateまでがアンインストールされたおり、それも全部再インストールした。
先のマザーボード系ソフトも全部。
office、MediaCenter等MSのソフト、サンダーバードスレイプニルサードパーティソフト、
そうそう、ウイルス対策ソフトまで。
いやになるが、よく考えると、
ものの数時間だ。
この障害の対応をあれこれ試行錯誤している時間に比べれば、大したことないもんだ。
スレイプニルのお気に入りが消失したので、バックアップイメージをマウントし、
そこから引っ張ってきたという作業があったのと、サンダーバードのメール設定にちょこっと
苦労したが、まあ、そんなもんだ。

今回は、「PCリフレッシュ」なる謎の珍妙な機能に救われた。
windowsも自己修復機能を身につけたということか。
ちうか、そんなのいいから、ソフトのくせに、いつの間にか、壊れる
なんていうアナログな性質を改めて欲しいものだ。