俺のキャンプ戦略

先週の週末にキャンプに行ってきた。
ベビーが生まれる前から行けていなかったので、
およそ3年ぶりのキャンプだ。

ただ、キャンプといっても、この連日の気温35度を超える猛暑の中、
テントの中で寝るというのは、ベビーにとって、生命の危機と
なりうる可能性を秘めている。
できれば、避けたいところではある。

冷房付きのバンガローがあるキャンプ場の、そのバンガローはもちろん
予約で一杯なので、オートキャンプを予約して、当日、バンガローの
キャンセル待ちをすることにした。

当日の準備から、相当の労力を要した。
ベビーを構いながら、荷物をまとめる。
荷物もベビーの分があるので、当然多くなる。車に運ぶにしても、
今までは一回運べばよかったものが、2,3回に分けて運ばなければ
ならないほど。
さらに、運ぶ道中、ベビーはテンションが上がり、はしゃぎだす。
奇声を上げて、走り出す。
荷物を放り出して、ベビーを回収に向かう。
そして気温は30度を超えている。
車に乗り込んだ俺のTシャツは、首から腹までびっしょり濡れていた。

キャンプ場についたのは午後1時。
バンガローは、果たして、キャンセルなどでてはいなかった。
諦念でチェックインの手続きを済ませ、そこで売っていたカップラーメンで
昼食にした。昼食を食べた休憩室はえらいエアコンが効いていて、
とても快適に過ごすことができた。

ノロノロとキャンプ場へ向かおうとすると、受付のおばさんが声をかけてきた。
「バンガロー、たったいまキャンセルの連絡があったのですが。」
時が見える
そうだよねえ。暑いもんねえ。キャンプなんか行ってらんないよねえ。
俺の予想は、最終的に、当たったのだ。
ほとんど運だろう、という指摘は、当然すぎて意味がない。

バンガローのチェックインは3時から、というので、そこらへんで
ベビーと一緒にビーチボールやシャボン玉で遊んだ。
しかし、結果的にはまったのは、水飲み用の蛇口。
水の出口を指で押さえると、水の出方が変わるが、それが大変お気に入りで
ずっと、それで遊んでいた。

チェックインして、焼き肉して、寝た。
途中から、ベビーが寝たこともあり、ここは従来どおり過ごすことができた。

3年ぶりのキャンプにつき、俺とキョロロンでビール系を
4リットル飲んだ。
3年間で最高の食事だった。