ガソリン税、下がる ~ 誰が得して、損するか

暫定的にガソリンに多く課税する法律が期限切れになりました。
ガソリン税受益者負担ということから、道路特定財源に充てられています。)

道路は続くよ、どこまでも
暫定的な課税なんだから、期限切れは当然の事です。
切れたからって、当たり前のように、延長するのはおかしいです。
そんなに必要な税金なら、なぜ恒久にしないのでしょう?
「現状維持」「暫定だから、まあ、いいでしょ」という考えが見えます。
だいたい期限切れ間近でごたごたしていたので
この魂胆が見え見えのスケスケです。
慣性の法則に従いっぱなしの「モノ」に違いありません。
どっかに飛んで行け!

ガソリン税って、以下のような流れだと思います。

受益者負担

ガソリン税を払っている人が得をする

ガソリン税が下がる

ガソリン税が下がった分だけ、ガソリンを購入するとき得をする
ガソリン税が下がった分だけ、道路利用などで損をする
→道路利用で損した感はないので、得をしたと感じる

税が下がっても、困る人はいない
車のユーザで、ガソリン税が下がって喜ぶ人はいるけど
道路が整備されなくなって困る人って、いるんでしょうか?
おそらく困る人って、自分の生活圏内の道が、できるとか
きれいになるからとか、そんな理由ですよね。
結局は自己中心的な発想の。(ガソリン税が下がって喜ぶのとおなじ)
全体として、ここにこんな道路があるべきだ、って議論
まあ議論したところで、そんなものがあるかどうかは甚だ
ギモンではありますが、議論してるんでしょうか?
してるんだったら、道路建設ばかりではなく、道路廃止も
するはずですよね?
いるものがあれば、いらないものもあるんです。
コンビニを見てください。みんなが必要としていて、とても便利です。
そのコンビニですら、潰れます/潰します。
いらないものが出てこないってことは、議論してないってこと。
--せっかく作ったからもったいない、ってゆーのはコンビニもおなじ
--道路もコンビニもランニングコスト(維持費)がかかるんです。
--経営者なら、為政者なら、勇気をもって、断ち切ります。

道路を作る人が困っている
では、誰がガソリン税が下がって困っているのでしょうか?
ニュースからすると、政府、国土交通省自治体、建設業者です。
道路を作る側の人たちが困っています。
この困っている人たちは皆こういいます。
「これを作らないと、維持しないと、皆が困る(地域が発展しない)」
まあ、先に述べたとおり、不要な道路を決めることもできないのに
必要な道路を決めれるわけがありません。
結局は、道路を作らないと、維持しないと自分の利益がなくなったり
仕事がなくなったりするから、困るんだと思います。
結局は自己中心的。

受益者負担なんてうそッパチ
道路を作る側の理論には
公平に道路を作る

過疎地にも道路を作る
ってゆうのがあって、日本全国津々浦々まで道路を作ります。
「過疎地」。高齢者の集まり。
車、乗ってますか?
ガソリン税払ってますか?
まあ、それはいいとしても、消え去りゆくかの地に
「100年たっても大丈夫」な道路を作るのは、愚の骨頂です。
そんな愚行を繰り返し、結局、ガソリン税や税金が上がるのでは
本末転倒です。
過疎地にいる高齢者は、--運転して事故っても困るので
バスやタクシーなどを利用することになると思いますが
ガソリンの値段が上がれば、それらの運賃が上がって
結局損をします。困ります。

全体的にみると、ガソリンの値段(税金)が上がると国民が困ります。
国内の物流のほとんどは車が担っています。
ガソリンの値段が上がると、すべての物価が上がることにつながります。
--上がらないのはIT関連くらいかな
ガソリンの恩恵の享受者は国民全体です。
道路が作られなくて、整備されなくて、物流に影響が出て困るのは
国民全員です。
それをガソリンを直接買う人だけに押し付けているのが、受益者負担
名の下のガソリン税、およびその暫定増税道路特定財源です。
不公平です。
受益者負担なんて、時代錯誤も甚だしい。
だいたい3,40年前の暫定法が未だに残っているなんて、すごい慣性です。
資本主義国家としてあってはならない事です。

じゃあ、どうしましょうか
ひとりでぶつぶつ言っててもしょうがないので
なんとか国政に反映したいです。
私が国会議員に立候補すればいいのでしょうが、そんなリスクは取れません。
で、どの政党に投票するかですが(ここでは2大政党のみ対象とします)
「とりあえず現状維持」の自民党の提案は受け入れがたいので
「とりあえずゼロに戻す」という民主案に賛成&投票です。

「とりあえずゼロに戻した上で」全体を見て再考でしょう。
確かに水よりも安いガソリンというのは疑問を感じますが
ガソリンのみやり玉にあげ、2重課税など負担を強いるのは
バランスを欠いていると思います。
重油軽油、灯油等も均等に「環境税」として徴収すべきだと思います。
--だいたい灯油って非課税、というか消費税のみですよ!?
--灯油で走る車、作ったら、国から潰されるんだろうなー

税金の使い道はすべて「脱原油」政策につぎ込み、太陽光発電
電気自動車モーター、バッテリなどの開発、購入の補助に充てれば
国力向上、技術力向上等に必ず寄与すると思います。
しかも分かりやすい。
--日本が誇るソーラーパネル購入補助がないって、異常です