ギターを弾けば季節が鳴る

迂闊だった。
 
一番下のトラックバックを辿っていくと、弦の違いによるギター(アコギ)の音の変化について
どれがどうだったとか書いた記事がある。
 
季節の違いによる音の変化について考慮が足りなかった。
意図せず、冬には「音がいい」、夏には「音が悪い」という方向性が見える。
夏に使用したエリクサーに申し訳ない。
 
冬は格別にいい音がする。
弦の違い、ともするとギター自体の違いさえ超えるかもしれないくらい。
Martinの赤安弦を1ヶ月張りっぱなしでも、冬は「いい音」と感じるボーダーを超えてくる。
外でしかギターを弾かない私にとって、四季の移り変わりは、
すなわち音質の移り変わりを意味する。
 
次に張る弦はエリクサーにしてみようと思う。
まっしろでまっさらな気持ちで再度感想を書いてみたい。
 
これほどの違いがあるのだから、冬にギターは買わないほうがいい。
冬は音質の天井。高値掴みをしかねない。
楽器屋さんは空気調整を徹底しているだろうから、関係ないかも知らんけど。
それでも。
 
季節の違いによって音質にこれほどまでの差が生じるのなら、
そういう視点で社会を見てみるのも面白い。
チュニジアを起点として反政府(体制)デモが伝播しているが、
それは同緯度、横に繋がっている。
縦には繋がらないのかもしれない。季節が違うのだから。