助けて!エネゴリ君!(本文と関係ない)
不覚にも天気が悪い。
このため予定を変更して三連休にクソを三連発放つ。
地震による福島第一原子力発電所のトラブルは収束に向かいつつあるが、
やはり目に見えないものは怖い。
かつてエネミー・ゼロというゲームをプレイしたことがある。
映画「プレデター」というよりは「エイリアン」の「エイリアン」が見えないという設定のゲームだ。
「ピン、ピン」というソナーだかの音を頼りに鉄砲を撃ってエイリアンをやっつけるのだが、
見えないのだから当たらない。都合かなり引きつけてから発砲する必要があり、
非常に手に汗握るゲームだった。
あれがリアルだったら、多分、「ピン」と鳴っただけで、生命維持に支障をきたしているだろう。
ちょっと違った。
そんなフィクションではなく、ノンフィクションで例えはある。
電磁波だ。
私が子供のころなどは、使用中の電子レンジには「絶対に近づいちゃいけません。」と言われたものだ。
理由は確かガンになるとかそういう所だった。
俺の嫁などは使用中の電子レンジを「絶対に見ちゃいけません。」と言われていたそうだ。
理由は目がつぶれるかららしい。
携帯電話が出た頃には、その強力な電波を放出する携帯電話本体を、あまつさえ頭に密着させる形で
通話するなんて、脳になんらかの影響が出ないはずはないという話があった。
また、胸ポケットに入れていると、胸ポケットに一番近い内臓、すなわち心臓になにかしらの影響が
ないと言えないこともなきにしもあらず、というようなことを言われていた。
さらにITの世界からは無線LANなどというものが家庭でも使用可能になり、パソコンは元よりテレビなど
家電製品までもが電波の送受信をし始めている。家の中で電波を送信するなんて、バチあたりな。
調理器具においてもIH調理器といった電磁誘導を利用した調理器が登場し、これまた電磁波とは
一味違った人体への影響が云々。
送電線の近くでは子供の成育に影響が出たり、交通事故が多かったりという指摘もあったりなかったり。
正直なところ、私はことケータイにおいては電磁波の影響を避けている。
胸ポケットに入れたりはしない。
なんだかとても体に、心臓に悪い気がするのだ。
この世は電波で溢れている。
しかし、もはや、No 電波, No life.
全く新しい仕組みのモノというのは、やはりそれは未だかつて誰も使用したことがないものであって、
いくらテストをしたところでやはりそれは使用実績に乏しい。
10年やそれ以上のスパンで人体にどのような影響があるのかどうとかいうのは、誰にも分からない。
食品や医療だってそうだ。
電子機器よりかは臨床試験が厳しいのだろうが、やはりそれは万人に長期にわたって提供されてこそ、
安全性が確立されたといえる。
○○がおもいっきり体に良いとか最近あまりテレビでも言わなくなってきたが、思い出してほしい。
結論は結局、「昔ながらの食生活」を是とするものではなかったか。
発明された当初、誰が納豆が体にいいと言えただろうか。
体にいいかどうか、影響があるかどうかというのは、やはりそれに万人が長期間に亘って触れる、
使用する、食べることによってしか分からないということだ。
ところで最近家庭から駆逐されつつあるのが「火」だ。
先のIH調理器、およびエコキュートといったヒートポンプ技術による給湯器を使用することにより、
一切火を使わずに生活するオール電化住宅などというものも出てきている。
なぜ長年使用されてきた「火」を使用しないのか。
危険だからだ。
誰もが何度も経験があるはずだ。もう少しで火事だった、と。
昔は「火事と喧嘩は江戸の華」、と言えば聞こえはいいが、多くの家が延焼し、相当の人が亡くなったことだろう。
それだけではない。
火は「見えない」毒、一酸化炭素等人体に有害なガスを発生させる。
現在においても閉め切った部屋で火を使った暖房を使用することによって毎年人が亡くなっているので、
そのガスに関する知識があまりなかった頃はもっと多くの方が亡くなっていたことだろう。
こたつの加温に炭を使っていた頃は、中でよくネコが死んでいたらしい。ということは。
「火」は怖いのだ。
あまり火の危険性が語られないのは、およそヒトが誕生以来使ってきたのだから、何を今更、
ということだろうが生活の中にある最も有害なものの一つであることには違いない。
そんな火の危険性のないオール電化住宅は、比較的電磁波の密度が高くなる。
携帯電話用の中継アンテナを設置して、電気式床暖房なんか使用した日には、
さすがにどうにかなりそうな気もするが、実証済みの火の危険性に比べると
どっちがどうなのかは、あなた次第の都市伝説だ。
火災が多かった江戸時代、徳川幕府は考えたのではないだろうか、このままでは
新築の件数を焼失の件数が上回り、江戸は全くの焼け野原になってしまうのではないだろうか、と。
というのも、ロンドンで馬車が流行っていた頃、100年後ロンドン橋は高さ1メートル以上の馬糞で
埋め尽くされる、と予想した学者がいたそうなのだ。
予想どおりにはならなかった。
ガス利用などによる火の取り扱いの技術の進歩により火災は激減し、自動車の発明によりその100年後には
ロンドン橋を馬車が通ることはなくなった。
時間切れなのでまた日を改めて本文を修正する。
※図下追記
目に見えない危険は怖い。
得体の知れない新技術も怖い。
しかし未来を悲観するべきではない。
電気自動車やスマートグリッドの実用化等、解決の道は見えているのではないだろうか。
いや、それは現在の延長線上、馬糞の高さ予想の未来だ。
未来は、凡人の私には思いもよらないような、ドラえもんレベルの革新の世界があるかも知れないのだから。
図1:テプえもん
追記
修正はあきらめた。
不要な部分を削除したところ、一文字足りとも残らなかった。
なんとかしてよ。テプえもん。