同居人

現在俺の家には2人の同居人がいる。
そのうち1人はキョロロン村のメインキャラクターに似た俺の嫁だ。
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このペンギン or つばめに似たキャラクターについて、キョロロン村のホームページを探ってみたが、
プロファイルを得ることはできなかった。ゆるキャラなどというブームが来る前から存在していたキャラクター
であるがために、その設定を詰めることなく、イラストが上手なキョロロン村事務室勤務の陽子さん(謎)が
上司の命により数分で思いつくままに創作した、という所だとは思う。
いずれにせよキョロロン(という名前かどうかもあやしいが、以下このメインキャラクターをキョロロンとする)は
鳥系だ。鳥のようにきつい目をしているし、口はどうもくちばしのように見える。よしんばそうでないとするならば、
地球外生命体系に分類されると思う。鳥以外でキョロロンに似た実在の生物は存在しない。フィクションの世界
にのみ存在するのだ。そう、ピグモンのように。
 
先日、そのキョロロン似の嫁から、2人目の同居人がリリースされた。
念のために言っておくと、リリース時にその同居人はタマゴの中から出てきた訳ではない。
形而上、通常のヒトの出産となんら変わりは無かった。
このNew!生命体(以下、ベビー)が無性にかわいい。この世にこんなにファンタスティックな生き物が
いるのだろうかと思う。
今、ベビーがこっちを見てにっこり笑った。こちらも思わずにっこり笑う。
パブロフの犬と言うよりは、魅入られて操られている感覚に近い。それほどチャーミングなのだ。我が家の
ベビーは。
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どうだろう、この笑顔。
「あ、あ、圧倒的じゃないか」
まさにビグザムの拡散ビーム砲を彷彿させる威力だ。
この笑顔を見て笑顔にならない人がいるだろうか。
多分、ベビーは計算している。自ら笑顔になり、我が家に笑顔をもたらすことで、俺とキョロロンのストレスを
緩和し、幸せな気分にしようとしている。なぜか。それはベビーへの奉仕、サービス向上に直結するからだ。
組織のモチベーション向上のために必要なのは、インセンティブ、賞賛やコーチングなどではなく、
笑顔なのだ。
なんというマネジメント能力だろう。あのドラッガーも赤ちゃんの頃はそうしていたに違いない。
 
そんなこんなで、最近は暇がない。
暇な時間は全てベビーに吸収されるのだ。
時間だけではなかった。ベビーと接していると、それだけではなく、いろいろ吸い取られている感覚がある。
でも、いいの。
吸いつくされた所で、俺がどうなろうと、俺のエッセンスは生き続けることになろうから。
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