Asian Bar RAMAI 横浜伊勢佐木モール店 ~ 当たりとはずれ

ひさしぶりにスープカレーを食べたくなって、、、ではなかった。
何度か無性にスープカレーを食べたい時があったのだが、家の3人目の同居人(以下ベビー)のコンディションや
どうやって連れて行くか、店内ではどうしておけば迷惑にならないか、などと考えているうちに断念した。
または、ようやくふんぎりがついた頃には、横浜スタジアム店が閉店しており、
伊勢佐木町移転開店食べれません状態だった。
「ふんぎり」と言えば、頭の2文字の「ふん」は所謂クソだと思っていた。
金魚が金魚のフンを未練がましく、あるいは思い切り悪く、垂らしながら泳いでいる様のように。
でも違った。踏ん張り(ふんばり)のように、「踏み」が変化して、踏ん切りとなったようだ。
あれ?踏ん張るというのも、クソを張ると思ってなかったっけ?
 
ようやく昨日、行くことができた。
 
ベビーのこともあって開店直後のまだ混んでないうちに行ったほうがお店に迷惑がかからないだろうと、
考えるのはなんとも小心者だが、開店直後に伺った。
お店の案内では、駐車場はそこらじゅうにあるよ、としかないが、お店の真横を通っている一方通行路には
パーキングメーターが多数設置されており、それを利用するのが一番いいと思われる。
ただ、1時間制限ではあるのだが。
挙句、近くにシノギ産業が数多あるので、いかにもなセルシオだのベンツだのが、パーキングメーター
見えないかのように違法駐車をしている。それがパーキングメーターのエリアを侵している場合もあったりで、
でもアレが怖のでそれも見えないかのように振舞った。
混んでなければ1時間もあれば帰って来られると思うので、パーキングメーターがいいと思う。近いし。
ちなみに今回は53分で帰って来られた。
 
お店が入っている亀楽ビルはほどなく見つかるも、どっから入ったもんかちっと悩んでから、入口を見つけた。
入口にはラマイの看板があった。外看板はついぞ見当たらなかった。
エレベーターで7階へ。
移転前と同じようなカウンターがあり、席へ案内された。
案内された席は、ベビーがいるせいか、えらく広い席だった。6人席だろうか。
仕切りもしっかりあるので、小心者の私も、それほどびくびくしなくても、ベビーと一緒に楽しく食事を
する事ができる。食事中にベビークライになったので、長椅子に寝かせたのだが、椅子の座面面積も広く、
安心して寝かせる事ができた。何よりも、長椅子というのが良かった。
まさに、ベビー連れにはもってこいのお店だ。エレベーターだし、言うことがない。
移転前よりも確実にベビーバリアフリーになっている。
 
オーダー内容
俺(ヒト):スープカレー フィッシュフライ ライスM スープ大盛り 辛さデビ
キョロロン(?):スープカレー チキン ライスM スープ大盛り 辛さデビフジン
 
我ら一行の他に2,3組のお客がいたが、いずれもすでに食事中だったので、オーダー後すぐに調理して
くれたと思われる。が、前回の時のように店内の空気に異変は起こらなかった。
恐れながらも、デビフジンをオーダーしたのに、意外だった。
デビフジンが運ばれてきて、匂いを嗅ぐ。
が、これまた、肩すかし。
あの目に染みるような刺激的な香りがない。
キョロロンの目を盗んで、スープを一口頂いた。
あれ?
確かに辛いは辛いが、前回のデビよりも辛くない。刺激がない。
あの、恐ろしい程の刺激はどこにいったのだろう。
しかも、これは、デビフジンだというのに。
 
程なくして俺のデビも届いたのだが、同様にそれほどの刺激は無かった。
激辛の強敵とのフードファイトを期待してきたのに、対戦相手は、前回とは違った。
その点は残念ではあるものの、非常にうまいのはいつもどおり。
フィッシュフライは初めて食べたが、揚げたてのフィッシュフライは、予想どおりうまい。
衣は比較的しっかり、食べ応えのあるサックサク(この小さい「ッ」が重要)で、スープカレーと一緒に食べると、
その油でコクが増し、白身魚の匂いもスパイスの一つとなって、香りもワンランク上に。
具の中ではフィッシュフライが一番うまい。
ただ、でかいのが2枚もいらない。@1枚でいいから、限定20食にしてほしいものだ。
 
今回はそれほど刺激的なカレーを頂けなかったが、それは生青唐辛子を使用する以上避けられない事だ。
本当に「生」を使っているからこそ、このようなことが起きる。
青唐辛子をかじったことがあるのは、俺やキョロロンのような好きモノしかいないだろうから、ししとうを例に
挙げると、たまに「当たり」があるのは周知の事実だろう。
あの普通のししとうと当たりのししとうの辛さの差、いや、当たりのししとうの辛さは、心の準備ができていない、
油断した状態というのもあるだろうが、えらく辛い。青唐辛子に匹敵する。
あれほど、とは言わないまでも、やはり青唐辛子には結構な個体差がある。野菜だもの。
乾燥してみじん切りになったり、パウダー状になったり、ソース状になったりと、赤唐辛子系によくある加工を
されたものは、大量の唐辛子を混ぜているので、そのような個体差はない。辛さは安定した平均値をとる。
 
が、一本一本使う青唐辛子は違う。
あれ?これ、ししとうじゃね?
というのから、
ああ、あああああ、ああああああああああ(泣)
というのまで、ヴァリエーション豊富で、かつ見わけがつかない。
こないだ、どうも辛いのは香りが強いようだぞと、香りが強くないのを噛んだら、激辛だった。
 
いくらデビやデビフジンでも、青唐辛子2,3本がまあ、妥当なラインだろう。
それがつぶぞろいか、そうでないかで、やはり大きな差がある。
俺の感覚では青唐辛子は辛いのとそうでないのとでは10倍以上の辛さの差がある。
とすると、辛くないのを1、辛いのを10として、最大10倍の辛さの差が発生することになる。
まあ、その実それほどの差は宝くじ的な確率で発生するのであって、統計的観測からすると、
青唐辛子が3本入っているならば、大体辛くないのが合計10くらいで、辛いのは20くらいだろう。
が、そうだとしても、やはり2倍くらいの差は発生しうるのだ。
今回はたまたまその「10」に当たった、ということなのだろう。
と言っているにも関わらず、キョロロンはカウンターで支払しながら「デビフジン×2はできますか?」等と
聞いていた。多分、俺の話が理解できていないのだろう。かわいそうに。
デビフジン×2で「当たり」を引いちまえ
 
ベビー連れに最高のラマイ。
月一回は通いたい。
俺はデビで当たりたい。